スタッフブログ
読書
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- 別れの物理学
- 代表の木村です。 プロローグ:青森は、八月に沸騰する 青森の八月は、相転移から始まります。 普段は静かな、どちらかと言えば省エネ運転のこの街が、ねぶたの一週間だけ、「ラッセラー」の掛け声とともに沸騰する。水が百度で蒸気に変わるように、街全体が別の物質になる。跳人(はねと)たちは分子運動そのものである。そして祭りが終わると、何事もなかったかのように、街はすっと元の液体に戻る。毎年見ていて、これはもう気象現象ではなく物理現象だと思う。 そんな沸騰した街を横目に、私はエアコンの効いた部屋で本を読んでいました。ザハーン・パーマル『ビジネスと人生の課題を解決する 物理学の思考法』。著者は物理学を修めたの…
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- 駄目な社長が、蝶のお母さんに叱られた話
- 代表の木村です。 プロローグ:味見をしてから、産む 日経の朝刊に、永田和宏さんの随筆が載っていた。歌人であり、細胞生物学者であり、JT生命誌研究館の館長でもある。肩書きが三つある人の文章は、だいたい面白い。 館長室の前に「食草園」という一画があるそうだ。蝶の幼虫が食べる草を集めた区画である。イモムシは種によって食べられる葉がきっちり決まっていて、モンシロチョウはキャベツ、ナミアゲハはミカン、クロアゲハはレモン、と細かい。永田さんの言い方を借りれば、蝶の子供はけっこうグルメなのである。 そして幼虫は、生まれた葉から動けない。親が間違った葉に産みつけたら、そのまま死ぬ。 では親は、どうやって正しい…
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- デウス・エクス・マキナ
- お世話になっております。ページワンの平井です。 デウス・エクス・マキナ。ラテン語で「機械仕掛けの神」。古代ギリシャ演劇で、話がこんがらがってどうにも収拾つかなくなったときに、クレーンかなんかで神様を舞台にどーんと降ろしてきて、なんやかんや解決させてしまうという、まぁ、身も蓋もない演出技法です。 いや、あれですよね、脚本家が「あー、もう無理、話まとまんない」ってなったときの、最終手段。今どきで言うなら、「詳しいことはAIがなんとかしてくれます」で締めるプレゼン資料みたいなもんでしょうか。 さて、今回はその「機械仕掛けの神」から話を始めようと思うのですが、機械が神様扱いされる前は、機械はむしろ憎ま…
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- 2024年印象に残った二冊
- こんにちは、ページワン木村です。久しぶりの投稿になります! 今年も例年通り、たくさんの本を読んで楽しみました。その中でも特に印象に残った二冊をご紹介します。 Invention and Innovation: 歴史に学ぶ『未来』の作り方 まず一冊目は、バーツラフ・シュミルの「Invention and Innovation: 歴史に学ぶ『未来』の作り方」です。 この本は、発明とイノベーションの歴史を探る一冊で、シュミルは発明がどのようにして期待を集め、時には失敗に終わるかを詳細に分析しています。また、過去の発明が社会にどのような影響を与えたかを理解するための重要な視点を提供しています。 シュミ…